首の緊張

以前、姿勢筋緊張を自分が体感した記事をアップしましたが、今回は、同じ体の緊張状態に関して、”首” を起点にお話ししていきます!

上のサムネイル画像では、首の緊張より、首の日焼け止めがファーストアプローチとなりそうですが、

隊長から新人さんまで、全員が首だけクリームを塗り込んでいるという期待の元、スルーしていきたいと思います!


まず、首の特徴を見ていきましょう!

首は別名 “頸椎” と呼ばれますが、7つの椎骨とクッション作用のある椎間板が交互に積み重なった曲線になっていて、前後に丸める・反る、横に曲げる、回転といった動きを取るができます。

サイズは体のパーツの中で小さい方ですが、“体幹と頭の中間管理ポジション” にいるので、毎月いい給料をもらいながら、一生懸命体のバランサーとして働いています。


では、具体的な仕事についてですが、

1つは、脳から送られてくる指令を下のレベルに伝達することが挙げられます。

日常でもトレーニング中でも、脳から発信されたメッセージを基に体を動かすことができているので、脳に近い首のエリアでその通り道を確保することはとても大切です。

ここでは、普段の首の緊張状態が大きく反映されます。

もし日常的に首のトーンが落ち着いていて(適正な圧バランスが取れていて)、前述の4つの動きに対して各関節が無理なく連動できていれば、多くのケースで情報伝達や収集の仕事は滞っていないと見ていいでしょう。

しかし、首の機能低下の程度によっては、手にしびれが出たり、膝や足首などのより遠位組織にも不調を感じることがあります。(脊柱管や神経の上位部を担っている関係で)
末梢のトラブルの原因を探すときには、その周囲だけでなく、体の中核(骨盤、首)や中枢(脳機能)まで見てあげることが重要となります。




先ほど少し出てきましたが、バランサーとしての仕事も多岐にわたります。

例えば、カフェに2時間滞在のうち、その大半を足を組みながらパソコンを触っていたとしましょう。

左足を上にして組む形を好む方であれば、骨盤や体幹下部が少し右にねじれた状態になっていることが想像できます。

体からの情報を収集する際に、このように足や手や体幹の位置や動きが想定の可動域を超えると、首や頭がそれを補うような動作を取ろうとし始めます。

これを、代償動作といいますが、決してわるいことではありません。

体が倒れてしまわないように、とっさにプラスマイナスのバランスを取ってあげた感じです。

滅多にお目にかかれないファインプレーを、日常でさらりと出していることを考えると、来年のドラフト候補の筆頭かもしれません。

代償動作は、瞬間的にはオッケーなのですが、これが常態化すると体が少しずつズレた位置に慣れてしまいます。
言い換えると、適正な圧バランスが見つからないまま、過度に緊張した部位と過度に緩んだ部位が体の中で顕著に分かれて分布されてしまうのです。

ここで、ご自宅でも簡単にできる首の緊張やコリを緩和するエクササイズをご紹介します!

サービカル・ロールアップ

1. All Four(四つん這い)にセットして、足首を楽に伸ばしましょう。

2. 顎を引いて、体がフラットな状態をスタートにします。

3. 首の上部から、少しずつ丸めていきます(うなずくように)

首の骨が1本1本動かせるとベストです。ゆっくり丁寧に動かしていきましょう!

4. 最後まで丸めることができたら、同じペースで元の位置に戻していきます。

5. こちらを5回連続で行いましょう!

このエクササイズはセット数をこなすよりも、1セットにしっかり時間をかけることが重要です!
スペースの関係で床にポジションを取れないときには、座ったままでも大丈夫です。
座ってする際には、股関節と膝を90度にして、踵が床に触れた状態で行いましょう!

現在体が絶好調の方も、今後の予防やバランスをさらに整える意味で、エクササイズを試していただけるとうれしいです(^^)

以前、骨盤リフトのエクササイズをご紹介しましたが、こちらは首の緊張を取る際にも有効ですので、よかったらご覧ください。

首は、頭をしっかり支えながら、全体のバランスを取ることにもいつも気を配っているんですね!

今後も首が他の部位とどのように関連しているのかについて、アップしていけたらと思っています。



では、今日はこの辺で!

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