今日は上半身コレクティブエクササイズのご紹介です。
初回のコレクティブエクササイズは骨盤-股関節へのアプローチ(ロックバック)でした↓
下半身の土台は?と聞かれたら
多くの方は骨盤を連想されるかと思いますが、
上半身の土台は?と聞かれたときには何が浮かんできますか?
おそらく一番多い回答は、肩甲骨になるかなと思います。
しかし、もう少し根元に目を向けると肩甲骨の土台が見えてきます!
答えは、胸骨ですね!
胸骨が上半身の土台となって、その上で肩甲骨と腕の骨、鎖骨が連動しながら、意図する方向に可動域を作っていきます!
今回ご紹介したい種目は、胸郭の横方向への拡張を促すコレクティブエクササイズです。
タイトルは、「ソラスイック・ラテラル・オープナー」です!
それでは、手順をご説明します。
【手順】
1. ハーフのストレッチポール(バスタオルでも大丈夫です)とギムニクボールを準備します。
2. ストレッチポールを枕代わりにして、左側が下になるように横向きに寝ます。
3. 股関節を90度に曲げて、ギムニクボールを膝に挟んで、両足が床と平行になるようにします。
4. 肩をリラックスした状態で両手を胸のラインに伸ばして、両手を重ねます。
5. 軽く息を吸って、息をゆっくり吐きながら、右手を水平を保ちながら右方向へ運んでいきます。このとき親指を目で追いながら、体と顔を少しずつ開いていきます。
※一定の圧でボールを挟んでおくことで、骨盤下を固定しながら、純粋な上半身(特に胸郭)の動きを出すことできます。
6. 胸骨または肩関節に詰まりを感じたら、息を吸いながら元の位置に帰ります。
7. こちらの動きを10回繰り返しましょう。そのあと、反対側を同様の手順で行います。
コレクティブエクササイズ全般で共通するポイントは、過度な力を加えないことです!
これは、コンディショニング系のエクササイズでは、なるべく小さな筋肉(閾値の低い筋肉)を使いたいためです。
※閾値の低い筋肉…日常で無意識レベルで働いている筋肉。大きな筋肉(フィジーク)よりも先に反応して、体を制御する役割を担います。
過度な緊張が入った状態では、一時的に可動域が上昇するような感覚が生まれますが、大きな筋肉が優位に働いた状態ですので、本来のフォームとは異なる動きになっています。
トレーニングごとに筋肉を使い分けることが大事になりそうです😃
ぜひご自宅で試してみてください!
それでは、今日はこの辺で!