利き手、利き足のお休み

久しぶりの投稿となりました。

今回は利き手をテーマにお話ししたいと思います。

さっそくですが、皆さんの利き手はどちらでしょうか?
おそらくほとんどの方が右利きで、左利きはごくわずかという感じでしょう。
私も大多数側の右利きとして生まれてきました。
左利きと聞くと、少しレア度が上げってカッコイイ感じがありますので、来世は仲間入りしてみたいところです(^^)

目次

利き足にどっぷり頼った生活

利き手と効き足は「どちらも右」または「どちらも左」というように、一致することがほとんでです。どちらから着手してもよいところではありますが、今回は足について語りたい気分なので、効き足についてお話をさせてください。

遡ること約30年、私は小学校1年生にサッカーを始めました。
スポーツの特性上、右足と左足の使い分けが様々な局面で起こります。
始めて間もないころから左と右をバランスよく使ってスキル練習に励んでいればよかったのですが、気づいたころには右に頼ったプレースタイルが確立していました。
当時は点を取ることだけを考えてプレーしていましたので、それを実現するために右足に頼りまくったドリブル、右足でのシュートを繰り返し練習して、右で完結してしまうパターンを早期に完成させてしまったのですね…

時を同じくして、世間では発足間もないJリーグが連日にぎわっていました。
そのため、テレビや冬季キャンプなどでよきお手本を見ることが可能となりました。
左利きの選手はボールタッチやキックが独特なので自然と目で追ってしまうことが多く、そのイメージを持ってグラウンドで少し真似てみたのですが、全然うまくできなくて、右足生活に逆戻りを何度か経験しました。
右と左が使えるスポーツになのに、今考えたらすごくもったいないですね!
バランスの悪い少年でしたが、左足を潔くあきらめて、右足をとことん鍛えてやった期間というポジションな見方に変えて思春期の話に移りましょう!

左足のデビュー

左足を意識し始めたのは中学生になった頃でした。
それまではボール処理の90%は右足頼みで、左での処理にはかなり苦手意識がありましたが、中学校では左ウイングでプレーする機会が増えてきました、その練習の一環として左からのセンタリング練習がありましたが、私が放ったボールは決まってキュルキュルボールで味方のシュート意欲が阻害される恐れさえ感じることもありました。

このときにどのようにしたら右のように、ボールの芯を捉えてボールが蹴れるかということを真剣に考え始めました。
少ない脳をフル回転して、やっとたどり着いた答えは、左足のみで練習するという極めて極端なやり方でした。
しかし、コンスタントにリフティングやドリブルなどを左でやりこんだ結果、蹴ることだけでなく、ボール処理技術も向上していきました。
思わぬ副産物として、右足で蹴りにくくなったというほろ苦いエピソードは置いておいて、右を封印して左を鍛えるという大胆な手法はちょっとした成功体験となりました。

左右差を考慮したトレーニング

しかし、体の左右差を考える商売をしている今だからこそ、もし当時の自分にアドバイスできるとしたら、違うアプローチを提案したくなってしまいます。

これはサッカーに限らず、他のスポーツや日常動作においても共通して言えることですが、「左足だけで反復練習する」のように、スキル練習の中で解決することの以前に、無意識で体がよい動きを選択できる状態にあることに着目していきます。
※左を使う頻度が増えることはとてもいいことなので、今からやること並行して続けていけるといいです!これは感覚入力という観点の話になりますね!

例えば右足で蹴って左に重心を移動する機会の多い方は、この局面で合理的な体のシフトが起きるようなエクササイズを取り入れてあげましょう!(ボールや相手のいるような実践的すぎるシチュエーションから一旦離れます。)

以下の手順でやってみましょう。

【手順】

  1. 左骨盤が上になるように股関節と膝関節を90度にして、ももの間に厚めのタオルを挟んで横向きに寝ましょう。このとき、壁は足の裏につきます。両足とも膝と足首の位置が平行になるようにします。
  2. 左の足で壁をしっかりとらえて、鼻から息を吸いながら左の太ももを股関節に埋め込むように足を引きます。このときに、お尻の上の方が伸びている感じがあるとよいです!また、口から息を吐きながら足を引いた状態から少し左足でタオルをつぶすようにしてして左内ももを使っている感覚があるとよいです!

この動きを1分1セットで3セット試してみてください!
そのあと起き上がって、対象のスポーツや日常動作に戻っていただけるとこれまでと違う感覚に出会えることでしょう。
よく動きの中で意識的に動作修正をすることがありますが、今回のように動作の1シーンに該当する骨や筋肉の動きを脳に記憶して上げることが大切になります。また呼吸を体の動きと連動させることもポイントです。

今回のサッカーを題材に上げましたが、他のスポーツにも共通のする動きや各スポーツのユニークな動きが数多く存在します。これを見極めることで、本当に必要なトレーニングが見えてくることでしょう。

先ほど下線を引いた感覚入力についてですが、私たちは体の様々な感覚器から情報を仕入れて、脳で処理してアウトプット(出力)を行います。どこも生きる上で欠かせない情報のゲートとなっていますので、下記記事を参考にしていただけたらと思います。

また感覚入力には前提としてどのように体を支えているかというところも大切になりますので、下記支持基底面の記事もご覧いただけたら思います。

本日は以上です。

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