前庭覚

今回は、体の感覚器の1つである「前庭覚」についてです!

以前、視覚と聴覚に関する記事を上げましたが、前庭覚もこれらと同様に、動作の生成におけるキーファクターとなっています。

まず、定義からいきましょう!

前庭覚とは、重力、傾斜、スピード、揺れなどの環境下で、加速を感知するシステムのことで、平衡感覚とも言います。
※前庭器官というのが耳の奥にあります。

一般的に使用している「バランス」と近いイメージで大丈夫ですが、
バランスは前庭覚だけでなく、色々な感覚情報が含まれていますので、より広義な意味合いがあります。

ですので、正確には前庭覚≒バランスという感じで、バランスという大枠の中に結構なボリュームで前庭覚を埋めていただけると、トレーニング中に思い出しやすくなるかなと思います(^^)

バランスを細分化することで、少ないマッスルパワーで体をキープできそうですね!



視覚や聴覚よりも隠れキャラ感(何それ感)があるので、3番目の登場となりましたが、発達過程をたどると3つの中で1番最初にスタートを切っているんです笑

生まれてから準備してもよさそうですが、お母さんの体の中から出た瞬間から、がっつり重力がかかってきたり、最大の祝福でいっぱい加速を受けたりなど、前庭機能がある程度備わっていないと、ぐるんぐるんなってしまいますので、実は形成のタイミングは胎児のころまでさかのぼります。

お腹の中で、外の環境に適応できるだけの、前庭機能を学習しているんですね!

前庭は三半規管と耳石の2つで構成されています。
お仕事内容は、頭や体の動きに応じて、高さと方向に読み取って、情報を脳に伝達することです!

ここで、視覚や聴覚の情報とマッチングしていくわけですね👍

冒頭で場所が耳の奥にあると言いましたが、前庭は聴覚だけでなく、視覚とのコミュニケーションも密に行っています!

感覚器を一つずつつなげていくと、トレーニングの幅が広がっていきそうですね!


今日はバランスを構成する「前庭覚」についてでしたが、how to も交えながらまたサイト内でお伝えしていきます(^^)/

利き手と利き足に関する記事をアップしました↓
普段使用頻度の少ない逆の手と足を少し使ってあげるとよいかもしれませんね!

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